カウンセラーの9割が開業から3年で潰れてしまう現実

新しい事を始めた時、成果が出るまでの時間として「石の上にも3年」と言われたりします。

でも実際は「石の上にも3年」どころか、9割のカウンセラーが開業から3年持たずに終わってしまうのがこの業界の現実なのを知っているでしょうか?

開業しても3年以内に9割潰れる・・・。そしてそもそも、開業を目指しても途中であきらめてしまうケースも多い。

こう聞くと驚かれる方も多くいらっしゃるでしょう。

潰れるとまではいかなくても、安定した売り上げをあげられず、9割が開店休業状態か儲からない副業状態になっているのが、この業界の現状なのです・・・。

事実、問い合わせると(平日サラリーマンとして働いているから)土日以外NGだったり、自宅の1室を使ってやっているカウンセラーやコーチがかなり多いのです。

成功への鬼門・開業~3年間の『シード期・アーリー期』

ここ数年、ネットの広告等で「気軽に始められる」「自宅で開業可能」と言われ、カウンセラーとして開業したいと考える(そして実際に開業する)人がにわかに増えているようです。

しかし残念ながら、心理カウンセラーをはじめとする相談専門業(セラピスト、コーチ、コンサルタント等)で独立開業する場合、

経営が安定する前に(芽が出る前に)、『シード、アーリー期』つまり、開業からおおよそ3年の期間で、9割が潰れていってしまう現実があるのは既述の通り。

開業のステージ1
開業のステージ2

そもそも、シード期・アーリー期とは?

起業・開業において、開業準備~直後期の事を『シード期』、開業直後~初期の事を『アーリー期』と呼びます。

開業が軌道に乗るまでの推移は、以下の4つのステージで説明されます。

知っておいてほしいのは、4つの時期に分かれているという事よりも、各時期でそれぞれ「実施しなければいけない事」「優先的に実施した方がいい事」「やってはいけない事」があるという事です。

開業のステージ1
開業のステージ2
  1. シード期
  2. アーリー期
  3. ミドル期
  4. レイター期

シード期

開業準備~開業直後。

集客の為のホームページ作成や、参入ジャンル(専門とする相談の分野)を定め、セッションコース、料金、プログラムの考案をしていく段階。

また、様々なメソッドを多く習得してきている場合、それらのメソッドをまとめ、オリジナルのメソッドを創出する段階でもある。

アーリー期

開業直後~初期。

参入ジャンルの再選定(実際のセッション経験を通じての分野の修正)、実施セッションの拡充と、それに合わせた最適なプログラムやビジネスモデルを構築していく段階。

また、実際に開業してみて改めて、自身だけのメソッド(オリジナルセラピーメソッド)を創出して展開していく段階でもある。

ミドル期

いわゆる「働き盛り期」。

シード期とアーリー期を経て経験してきた様々な事柄をブラッシュアップしながら深めていく段階。

マーケティング的な施策を通じて売り上げの拡大が見込める段階でもある。

レイター期

円熟期。

これまでの経験のまとめとして、セッションの更なる実施は勿論、自身の経験を交えたオリジナルメソッドを作ったり、メソッドを伝える為の仕組み(講座等)を構築していく段階。

売り上げのレベルで見ると、レバレッジを効かせやすく売り上げの最大化が見込める段階でもある。

開業する場合、以上4つの時期があり、シード&アーリー期が鬼門であるという事だけでなく、カウンセラー起業で失敗してしまうパターンも知っておいて頂いた方がいいでしょう。

才能を発揮する前に潰れてしまう2大パターン

才能を発揮し、経営が安定する前に潰れてしまうパターンは大きく以下の2つです。

  1. シード期で不安が大きくなり断念してしまうケース
  2. アーリー期でジリ貧になり潰れてしまうケース

1.シード期で断念してしまうケース

開業したくても、あれこれ不安な事を想像してしまったり、「自信がない」等と尻込みして結局諦めてしまう。

又、いざ開業の準備を始めても、ホームページの作成で躓いたり、どんなビジネスモデルでどう進めていけば良いか分からなくなる等、実務的な事柄がネックとなって開業を諦めてしまうケース。

必要な事

2.アーリー期でジリ貧になり潰れてしまうケース

開業したはいいものの、安定的に依頼を獲得できず(売り上げが上がらず)、開店休業状態や副業状態になってしまったり、セラピールームを維持できずに廃業してしまうケース。

必要な事
  • 能力を発揮できる最適な参入ジャンル選定コンサルティング
  • オリジナルセラピーメソッド創出コンサルティング
  • 売れるホームページ構築コンサルティング